昼酒のススメ
酒は飲んでも飲まれるな。
なんてよく言われる言葉ではあるが、実際のところどうだろうか。
飲まれていない、と断言できる自信はない人生33年目の春。
私は酒を嗜む方であることを伝えておく。
明るいうちから飲む酒はうまい
唐突であることを謝罪しよう。
先述の通り私は酒を嗜むわけだが、それに付随して「ろくでなし」気質がある。
飲兵衛の方はわかってくれるかとは思うのだが、平日の昼間に飲む酒はことさらうまい。
背徳の味ともいうべきか。
周りの人がまだ一生懸命働いていると思えば、それすら肴になってしまう。
成人であれば合法的な快楽である。
とはいえ、会社務めをしているとなかなか平日の昼酒は難しいものである。
まさか、昼休みに一杯やるわけにはいかないし。
となると、休みを取るか、退職するかのどちらかになってくるわけだが、後者はあまりおすすめできない。アテか金があるならいいけど。
私の場合、前職では「午後半休」という技を使って酒場に行くということをヤッていたが、現在その会社に勤めていないこととの関係性は伏せておきたい。
さておき、二回目からろくでもないテーマであるが、今回は昼酒のすばらしさについて語ろうと思う。
昼酒のマナー
昼酒をしている段階で大分社会性がアレだとは思うのだが、それでも他人様に迷惑をかける真似は控えたい。
ということを念頭に店を選ぼう。
マナーとして超昼どきの「12~13時」は極力さけること。
ただし、空いている店や昼飲みに力を入れている店の場合はその限りではない。
ランチタイムで回転率を重視しているような店舗でダラダラ酒を飲むのはよろしくないいし、私のような小心者は寛ぐことが出来なくなる。
店にも他の客にも迷惑をかけないようにしよう。
正装で挑もう
昼酒という行為は神聖なものである。
よって、きちんとした服装で店に行くことが望ましい。
私の場合はスーツを着用する。
これによって
- あのサラリーマンは何者だ?
- くっ……こんな時間から
- ハ〇チョウのパクリか!
などと周囲から羨望(?)の眼差しを得ることが可能だ。
そして某漫画の再現も可能である。
また自分自身を高めるためにも正装は必須であるだろう。
店の選び方
さて、肝心の店選びだが、最近ではファミレスや中華のチェーン店が酒飲み客を呼び込もうと色々やっている。
そういう店なら入りやすいし、ハズレもないので入門には最適だ。
ちょっとレベルを上げると、食堂。
食堂のオカズを肴に一杯ひっかけて、〆におにぎりと味噌汁というのは最高である。
ただし、あくまで食事する場なので酔っ払ってはならない。
くどいようであるが、マナーあるろくでなしでありたいものだ。
あとは蕎麦屋。
蕎麦で一杯、ができるようになると大人になったような気がするし、カッコいい酒飲みになった気もする。
いたわさとかをビールでチビチビやりつつ、天ぷらがきたら日本酒にチェンジ。
話は変わるが、最近酒飲むときは「天つゆ」より「塩」になってきた。
さて、もちろん蕎麦屋でも(というかどんな店でも)だらしなく酔っ払ってはいけない。
あまり長居するのもみっともないね。
適量飲んだら、〆にもりをたぐってお会計。
オトナの嗜みです
平日昼酒の魅力について紹介したが、いかがだっただろうか。
やってみればわかるさ、としかいえない楽しみがある。
とはいえ、会社に勤めているとなかなか難しいのであるが。
たまには昼酒をするためだけに有給休暇を取得しても良いのではないだろうか。